日本が世界に誇るバイク「スーパーカブ」。日本のバイクで一番有名と言っても過言ではないかもしれません。
さて、このスーパーカブですが海外に目を向けると、非常に古いスーパーカブがまだまだ現役で頑張って走っている姿をよく見かけます。
特に私が作っているわけではないのに、なぜだか日本人として非常に嬉しい気持ちになってしまうものです。
この丈夫さと燃費の良さがスーパーカブの大きな魅力の1つなのですが、ここ数年で非常にオシャレな乗り物に変化しつつあるのをご存知でしょうか?
日本では、どうしても郵便局の方々や、警察の方々、そして農家の方々というイメージが強いかと思います。ですが、モデルチェンジや、派生バイク等で若者からも「ファッション」として乗るライダーの方が増えてきたのです。
その1つが「リトルカブ」と呼ばれるバイクです。90年代の後半からTOMOS、ベスパのようなファッショナブルな原付が人気が出てきました。この時代、女性層が市場の重要な要素になっていたので、こういった女性受けするバイクが重要視され始めたのです。
その流れで発売されたカブだからこそ、今では本当にオシャレなものが増えてきました。このように人気が出てくると必ず「マニア」という方が増えてくるのも常です。
そして、マニアの方が求めるバイクというのは中古市場を賑わせてくれるのです。ですので、未だに物凄い古いスーパーカブでも高値で取引される場合もあるのです。
今後も、このマニアの方々を始め、色々な車種が出てきそうな気配のため、この状態は続きそうです。
また、カブ系の強みは上記の人気に惹きつけられ「バイクパーツ」としてドレスアップしたり、カスタマイズしたりと非常にユーザーに対しての幅が広いバイクにもなっています。
スクーターでは物足りないけど、運転が難しそうなオシャレなバイクは勘弁したいというライトなユーザーのど真ん中を射止めたこのリトルカブは本当にビギナーにとって強い味方になっています。
メンテナンスに関しても、スーパーカブと同様の中身となっているので、丈夫さはお墨付きです。さらには、カブの易しいギアチェンジもバイクの面白さを教えてくれる登竜門的な位置づけになるため最早、バイク界にとってなくてはならない存在のバイクになっていると思います。
個人的な思いですが、世界で一番売れているカブは、是非とも一生に一度は乗って欲しいと強く思うバイクです。スクーターを始め、バイクの神髄が詰まっているので、それを是非とも体感して欲しいのです。