バイクの基本的なメンテナンスとして代表的なものとしてガソリンタンクというものがあります。言うまでもありませんが、このガソリンタンクに不具合が生じてしまいますと、下手をすると手の施しようのない状況になってしまう場合がありますので、注意したパーツの1つだと思います。
一番、有名なところですと、ガソリンタンク内のサビです。特に、冬場にあまりバイク自体に乗らない時期のときには最大限の注意が必要です。
私自身も経験をしたことがあるのですが、サビというものは意外と直ぐに出てきてしまいます。ほんの数週間だけ放置という感じだったのですが、マフラー等が錆びていました。
このとき、幸いにもガソリンタンクを満タンにしていたため内部にサビは見受けられませんでしたので、一安心したのを、今でもよく覚えています。それ以来、サビには敏感に反応するようになってしまいました。
話がそれましたが、ガソリンタンク内のサビですが、私の体験談にも書いてあるように、ガソリンを満タンに入れておくと、完全とまでは言いませんが、かなり防ぐことが出来ます。
特に、冬場は夜と昼の温度差が非常に激しいためガソリンタンクの中に結露が簡単に発生しやすい状況にあります。この影響を少しでも少なくするのが目的であるため、満タンのガソリンというものが発揮する威力は素晴らしいものがあります。
ただ冬場というものを強調していますが、基本的に長期間バイクを乗らないと分かっているのであれば、満タンにしておくのは常套手段なので、必ず行うようにしておきましょう。
さて、もしガソリンタンクがサビ錆びになってしまった場合はどうすればよいか?ということですが、個人の力ではどうすることもできません。
最悪の場合は、ガソリンタンクの交換ということで大きな出費になってしまう可能性もあります。交換とならなくても、普通に大きな出費になるのが、このガソリンタンクの特徴です。
メンテナンスとしては、先に書いたように「ガソリンタンクを満タンにしておく」というだけなので、さして手間だとは思いません。
ツーリングのような長距離を走った終わった後や、冬場、メンテナンスのためにちょっと走ったときでも、この作業を行うだけで、大きな出費が抑えられるのであれば、面倒と思う理由はないかと思います。
ただ、ついついうっかり忘れてしまうということはあるかと思うので、もし思い出したら、思い出した時点でガソリンを満タンに入れるように心掛けておきたいところです。
バイク査定に出すときも、このガソリンタンク内のサビというものをチェックするので、将来のことを考えればしっかりとメンテナンスをしておきましょう。