もしものためのメンテナンス(サビ取り編)

嫌いな方も多いかと思いますが、日本特有の季節「梅雨」というものがあります。これは、私たち人間だけが嫌いというわけではありません。実は、バイクも嫌いな季節なのです。

梅雨の季節、バイク乗りにとっては「サビ」というものが非常に気になる時期です。小まめにメンテナンスをしていても、どうしてもサビが発生してしまう場合があります。
このサビを放っておくと、金属に穴を空けたり、フィルターを詰まらせたりと色々な重大な不具合を発生させる恐れがあるので、もしサビが発生してしまった場合は迅速に対応したいところです。
また、中古バイクで購入した場合、ちゃんとした優良店であれば、そこまで問題はないかもしれませんが、たまに長期期間の間、売りに出されていたバイクということがあります。
これは、ある意味で長期期間、放置状態になってしまっているバイクのため、どこかにサビが発生してしまっている可能性も否定できません。もし、購入時にサビを見つけたのであれば、販売業者さんに綺麗にしてもらうようにしましょう。

さて、サビが発生した時の対応方法ですが、パーツの種類やパーツの材質によって異なってきます。
例えば、鉄の材質のパーツの場合は、サンドペーパーで取り除き、その後、クリーナーで綺麗にふき取るという作業になります。
サビ取りに関しては、バイク専用のものが好ましい場合もありますが、細かいところまで気にしないのであれば、通常のサビ取りのアイテムで問題ないと思います。

ここで強く推奨したいのは「防サビ剤」です。
この防サビ剤をメンテナンスでバイクに施してあるバイクと、施していないバイクを比べると、顕著に違いが出てきます。サビというのは、本当にバイクにとって致命的なダメージを与えかねないので、是非とも施してほしいと思います。
また、将来的に愛車のバイクをバイク査定に出すときのことを考えるのであれば、なおさら推奨したいメンテナンスです。
査定時には、サビの有無を簡単に見破るので、もしサビが多発しているようであれば、メンテナンスをあまりしていないと判断されてしまいマイナス査定に繋がりかねません。
さほど、難しいメンテナンスではないので、積極的に、特に梅雨時には小まめにチェックしておきましょう。

以前に、少しお話をしましたが、ガソリンタンク内のサビも致命的なものになってしまい、サビ取りの方法が難しいため、タンク内には本当に気を付けましょう。
長期期間、乗る予定が無いのであれば、必ずガソリンを満タンにした状態にしておきましょう。これだけで、かなりサビに関して抑えることができます。