何度か、このサイトで大型スクーターを紹介してきましたが、ここで改めて、今の大型スクーター(ビッグスクーター)について、お話をしていきたいと思います。
そもそも、スクーターと聞くと「50cc」の原チャリと訳されるバイクを思い浮かべる方が多いかと思いますが、今の時代は、実はそうでもないのです。
ビッグスクーターは、単純にこの50ccのスクーターを250ccサイズなど大きくしたものを言います。この手のタイプのバイクが出たときには、一言で言えば「おじさんが乗っているイメージ」でした。
要は、ファッション性は全くなく、若者は見向きもしなかったジャンルのバイクです。今では、それが専用の免許が登場するなど、若者を含め世間に浸透した珍しいケースのタイプのバイクだと言えます。
そのイメージを一新したのが「ヤマハのマジェスティ」です。元祖オシャレビッグスクーターです。若い男性を中心に人気が爆発したのです。
当時は、まだ出始めということもあり、カスタムパーツの種類は少なかったですが、今では色々なタイプのパーツが販売されており、カスタマイズする楽しさも大きくなっています。
その豊富さは、ストリートバイクにも引けを取らないと言っても過言ではないほどです。
ともあれ、ファッション性もよいのですが、実は今、女性にも人気が出始めているのも確かな事実です。普通に考えて、ギアチェンジというものが、どうしても苦手という女性が多いという事実があるので、今まで中型のバイク・大型のバイクというものは敬遠されがちでした。
ですが、スクーターのようにギアチェンジが不要なオートマティックなものであれば、中型クラス、および大型クラスを乗ってみたいと思う女性が居るのは至極当然のことです。
「バイク女子」のようなブームは、まだ来てはいませんが将来的に、このような言葉が世の中を賑わすのは可能性としてはあると思います。
女性に人気が出てきた理由は、これだけではありません。先に書いたファッション性ももちろん理由の1つですが、何よりも「快適に乗れる」ということです。
今まで、色々なバイクのタイプの説明をしてきましたが、このビッグスクーターほどの快適性を持つバイクタイプは存在しないほどです。
街乗りよし、近距離良し、長距離良し、タンデム良し、さらには収納も大きいというメリットもあります。どのシーンにも快適な走行感を提供してくれるのは、このビッグスクーターだけだと思います。
ともあれ、おじさんのイメージが強かったビッグスクーターは今や、誰にでも人気があるタイプのバイクに成長しました。