私の友人の話で恐縮ですが、今回のテーマと絡んでくるので、少しお付き合いください。
友人は、大のバイク好きで高校卒業後に、直ぐバイクの免許を取得し中古バイク(ゼファー)を購入し、バイクを楽しんでいました。
しかし、今では乗っていません。理由は、とあるツーリングで転倒してしまったためです。幸いにも、擦り傷だけで済んだので、事なきを得ました。
バイクに乗る方なら分かりますが、意外とバイクの転倒と言うのは経験している方が多いのではないでしょうか?現に、私も転倒歴がありますし、私の父も何度か転倒しています。
ですので、擦り傷で済んだのに、何故、バイクに乗らなくなってしまったのか?と、いうことなのですが、友人が結婚するときに、友人の妻から「1度でも転んだらバイクを辞める」と、いう約束をしたからだそうです。
(一応、子供が成人したら、また乗ってよいことになっているそうです。)
友人の妻、曰く、バイクに対するイメージと言うものが非常に危険なものと思っているため、このような約束になっているそうです。
友人思っての、家族思っての、英断だったと思いますが、いよいよ転倒してしまったわけです。
さて、バイクのイメージというのは、結構、この友人の妻と同じことを思っていることが多数ではないでしょうか。かくいう私も、その1人です。
やはり、バイクは危険です。ちょっとした事故でも、一歩間違えれば、即他界ということも珍しくありません。生身の身体がさらされているので、このリスクは致し方がないところです。
ですが、全く乗らない方には、あまり伝わらないかもしれませんが、無茶な運転をしなければ、かなり安定性もありますし、今では転倒した時に身を守るためのライダージャケットなども非常に発達しています。
危険なことは否定できませんが、昔と比べれば格段と安全性が増したことはご理解を頂きたいところです。
ちなみに、友人の転倒してしまった理由ですが、ツーリング中にゲリラ豪雨にあってしまい、走行中、かつカーブを曲がっている最中にマンホールのふたの上に乗ってしまったのです。
バイクに乗る方の「あるあるネタ」だと思いますが、転倒は転倒です。可愛そうではありますが、約束は約束なので、今、友人はバイク引退の身になっています。
ともあれ、バイクにこれから乗ろうと考えている方は、このようなリスクを負うということをしっかりと理解して中古バイクなり、新車のバイクなり購入するようにしたいところです。しっかりと安全運転をしてバイクライフを楽しんで欲しいと思います。