バイクとキツネ

我が家の近くには、春先と夏どまんなかあたりになると、野生動物が頻繁に出没します。

中でも遭遇率が高いのが高麗キジとキツネです。

キジはケンケン鳴くそうですが、まだその現場に遭遇した事はありません。

でもサービス精神が旺盛なのか、ちょっとのんびりしているのか

歩行者が来ても、自転車や車が近づいても逃げる気配は一切ありません。

というか、どっしりと道路の中央に立って塞いでくれています。

ディーラーや中古バイク(車)販売店、あと板金や木材加工の工場などが

所狭しと周囲に並んで建っているせいか、いつもとても交通量の多いところなので、

間違って曳かれたりしないかハラハラしながら見ています。

その点、キツネはちゃっかりしているというか、賢いですね。

タイミング悪く正面から出くわした場合は、こちらの出方をうかがい

エサでもくれそうな気配を感じようものなら、全開で愛想を振りまいていきます。

でも逆にキツネの方が先に人の気配を感じ取った場合は、

走ると目立つとでも思うのでしょうか、ぴょこんぴょこんと、まるで遊んででもいるかのように見える動きで、うまく向こうへ逃げていきます。

そして、これは可愛く見えるポイントでもあり、小ばかにされているように感じるポイントでもあるのですが、ときどきコチラを振り返りながら去っていきます。

それを見ていて連想したのですが、特にバイクで渋滞の中を運転しているとき。

おもに車線変更したり、車のちいさな間をすり抜けたりする時に後方をチラっと確認しますよね。

あれが、キツネのチラ見にソックリなんです!

もしかしたら自分も運転する時意識しないでやっているのかもしれませんが

今度見かけたら思い出してなんだかつい笑ってしまいそうです。