分解のふしぎ。

家族に、なんでも分解してお掃除するのが得意なメンバーが一人います。

工具でも、時計でも、掃除機でも、なんでも分解して直してしまうんです。

だから我が家では、仮に物が動かなくなってもすぐには買い換えません。

まずはそのひとのところに持っていって、一度見てもらって

それでもダメなようなら初めて“処分して買い換え”となります。

物持ちが良いんだか、セコいんだかわかりませんが…。

けれど不思議な事に、なぜかほぼ毎回パーツが幾つか余ります。

もちろん直したその品物は、ちゃんと機能しています。

その余るパーツは、ネジだったり、小さなプレートだったりと色々です。

そんな時、彼は決まってこう言います。

“コレは本当に直した事にはならないんだ、きっとまた直ぐ壊れるぞ”

確かにそうですよね。今まで入って機能していたものが

幾つも部品が足りない状態で動いているんですから。

そんなおもしろい現象、我が家だけかと思っていました。

でも、数時間前知人から聞きました。

彼はパソコンも、中古車や中古バイクなんかもときどき分解して直すんだけれど、

何を直してもなぜか毎回、かならずネジが数本余るのだそうです。

本人はかなり大笑いしていましたが、車やバイクだと、もし走行中に

その足りない部品のせいで、なんらかの不具合が出たら笑い事では済まなくなりそうです。

やっぱりプロにお願いするのが、いろんな意味で一番だなと思いますね。