ウッド、木で作られた製品。
木って凄いんですね、柔軟性もあるし、強度もある。
昨日だったかな、テレビを見ていたら日本の職人の事が出ていました。
外国の方からみた、日本の伝統職人さんの技。
特に称賛の声が多かったのは、ある造船職人さんでしたね。
薄い木の板をたくさん何枚も重ねて、
ゆっくりとチカラをかけて、型に入れて好みの形に曲げる。
そうすると、その薄い木の板同士がくっついて、
より強度が増し、美しい模様を作り出すのだそうです。
海の中で、さまざまな方向から受けるダメージを、
うまく逃がして航行するために欠かせない技術なんだとか。
何十年も前から代々、親子で受け継がれてきた伝統の技だそうです。
海外の雑誌などで、取り上げられたこともあるそうですよ。
その方は、船を作るための技だけでとどまらず、
巧みにアレンジして、なんと競技用の自転車まで作ったんだそうです。
競技用ということで強度だけじゃなく、軽量化にも特化していました。
48時間耐久レースに出走した時の映像も、少しだけ流れました。
一般の競技用自転車を、何台も抜いてグングン加速していて、
見ているこちらまで気分が良くなるような、そんな走りでした。
お値段は、200万円だそうです。
安くはないけれど、納得のお値段という感じです。
さすがに、この技術が競技用のバイクにも生かされて、
それが一般にも流通して、中古バイク市場にまでながれてくる、
というのは、きっと夢のまた夢な話になりそうですけどね。